科学的に正しい人助けで幸福度を増すための4つの事

お金は人のために使うと幸せになれるという記事を以前に書きましたが、

お金は人のために使うと幸せになれる!

アダム・グラントの「ギブ・アンド・テイク」にも「他人には親切にしなさい」という昔ながらの道徳が、結局は自分の幸福度を上げて長期的に成功するための科学的に正しい方法である!」と説いています。

今回は、本書のなかから正しく人助けをするために注意したい4箇条をまとめていきます。

1:自分を犠牲にしてまで助けない

自分を犠牲にしてまで他人を助けようとすると、ストレスで健康を損なう可能性が高い。

ある研究によれば、仕事で他人の手助けばかりしている人は、最終的に負担に耐え切れなくなってワークライフバランスが崩壊する確率が高かった。”

これは結婚生活でも同じで、相手の欲求を満たそうとばかりしていると、半年でうつ状態におちいりやすくなったそうです。

2:助けるときは一気にやる

一般的には、運動でも勉強でも毎日ちょっとずつやるほうがよいのですが、人助けに関しては別でまとまった時間を取ってやる方が良いようです。

” ソニア・リュボミアスキー(ポジティブ・サイコロジースト)によれば、1日1回ずつコツコツ人助けをした人よりも、週1日だけ5回の人助けをまとめたやった人のほうが幸福度は高くなった。

毎日少しずつ人助けをすると、それぞれの人助けのインパクトが薄くなってしまうのが原因らしい。”

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年収1000万円を超えると幸福度は上がらないってほんと?

ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるか? 」で有名なカーネマン博士は、「年収75000ドルで人間の幸福は頭打ちになる!」という有名な研究をしています。

物を買って得られる幸福には限度があるので、それ以上はいくら稼いでも無駄ではないのか?ということです。

2018年に出た論文(ソース)は、この有名な研究をさらにくわしく調べています。

これはアメリカ、パデュー大学の研究で、ギャロップ社が164カ国から集めた約170万人のデータを使ったものです。

ざっくり言うと、全員に「人生にどれぐらい満足してますか?」とか「幸福ですか?」と聞いたうえで、それぞれの年収と比較したものです。

これを各国の購買力であわせて最終的な結論を出しています。

カーネマン博士の論文は45万人ぐらいが対象なので、サンプル数はだいぶ増えてますね。

年収1000万が人生の満足度の限度

結論を言うと、

感情の幸福は年収60000から75000ドルで上限に達する!

ということで、これはカーネマン博士の結論とほぼ同じです。

1ドル113円で考えると、だいたい680万〜850万円ぐらいが幸福のマックスということになります。

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人間は自由がありすぎてもなさすぎても不幸になる!

自由な時間がほしい!と願ってる人は多いと思いますが、2021年に出たデータ(ソース)は、

人間は自由がありすぎてもなさすぎても幸福ではない!

という話になっています。

これは4部構成の研究になっていて、3万5000人以上を対象とした2つの過去データの分析と、6000人以上の参加者を対象にした2つのオンライン実験を行っています。

研究の内容は、

  • 2012年から2013年にかけて実施された「アメリカ時間利用傾向調査」のデータを分析。2万1736人のアメリカ人を調べたところ、1日の自由時間が2時間ぐらいまである場合には、主観的な幸福度が高い傾向があったが、1日の自由な時間が5時間以上だと幸福が低下する。
  • 1992年から2008年にかけて実施された「全国労働調査」のデータから1万3639人の男女に「自分の自由になる時間がどれぐらいありますか?」と質問。生活の満足度と比較したところ、自由時間がやや多いほど人生の満足度は高くなるが、同時に自由時間が多すぎると人生の満足度が低くなる傾向もあった
  • 一つ目のオンライン実験では、2550人の参加者を集め、「自由な時間があることを想像してください」と指示。全体を3つにわけて、「自由時間が少ない」(1日15分)、「自由時間が中程度」(1日3.5時間)、「自由時間が多い」(1日7時間)の3段階に分けて想像してもらい、その作業を6カ月ほど毎日続けたところ、自由時間が多いグループと少ないグループは、自由時間が中程度(3.5時間)のグループのに比べて気分が悪くなった
  • 二つ目のオンライン実験では、5000人の参加者を集め、上のテストと同じように1日の自由時間の量が違う場面をイメージするように指示。その際に、「自由時間ってのは、自分にとって楽しい活動や意味のある活動に費やす時間 のことです」と、新しい定義を付け加えて想像させたところ、非生産的と感じられる活動をしているときには、自由時間が多すぎることで幸福度が低下した。しかし、生産的な活動をしている場合は、自由時間が多くても幸福度は低下しづらかった

となっています。

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会社での幸福度を数分でグーンとアップさせる方法

感謝を気持ちを持とうと言われると精神論的な説教のような気もしますけど、いまやポジティブ心理学の定番テクニックとなっています。

とにかく感謝心のトレーニング(ソース)は幸福度を高める効果が高いようです。

2020年に出たデータ(ソース)は「職場における感謝の効果はどれぐらいか?」という点を調べていて、これもまた良い結果が出ています。

これはセントラルフロリダ大学の351人の会社員を集めた実験です。

参加者に対して指示したことは、

” 感謝の実践は、あなたの生活に存在する「ポジティブなものごと」への意識を増やすために行う。”

” 例えば、感謝していることを毎日リストに書き留めるようなことだ。

この単純な行動を実践するだけで、あなたの考え方、仕事へのアプローチ、同僚があなたに抱く印象などを変えることができる。”

となってます。

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