睡眠不足でどこまで脳は衰えるか?

睡眠に関する研究は数多くありますが、世界最大と呼ばれる調査(ソース)が発表されました。規模の大きさは、

  • 平均年齢42歳弱の18歳から100歳までの1万886人を対象にしている
  • 参加者の大半は英国、カナダ、米国だが、インド、オーストラリア、ニュージーランド、パキスタンなども混ざっている
  • 全員の睡眠時間はもちろん、うつや不安を経験した頻度なども調べている
  • さらに、短期記憶、問題解決力、注意力、コミュニケーション能力などの認知機能の変化も調べてる

という感じで、確かに「睡眠とパフォーマンス」の調査としてはかなりのものとなっています。

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脳と心の使い方「脳と瞑想」

脳神経外科医の篠浦伸禎氏と、タイ・スカトー寺副住職のプラユキ・ナラテボー氏の対談本である、「脳と瞑想」を紹介します。

プラユキ氏が初期仏教の瞑想法を解説して、それに篠浦氏が「それは脳でいうとこんな感じ」と推測を述べるような内容です。

篠浦氏は、自身も簡単な瞑想でアルコール依存を解決した体験があるようです。

篠浦氏によると、

” 酒を飲むということは、脳をアルコールで麻痺させて、脳を使うことを放棄しているわけです。

問題を解決する方向に脳を使うのではなく、恐れから逃げているだけなんですね。

けれども瞑想によって恐れや心配などの余分なものが脳から一度取り払われたことによって、脳が一度リセットされ、脳自身が、自分の脳を使うということを目的に主体的に働くようになったという感じがします。”

認知療法の世界でも「体験の回避」が苦しみの原因だと言われているので、問題から逃げることが問題のようです。

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マインドフルネストレーニングで脳が変わった!

マインドフルネスは、自覚、気づき、集中、覚醒など表現できます。

反対語を見ると、単に思慮のないことだけではなく、注意散漫、ぼんやり、集中力欠如なども当てはまります。

マインドフルネスの効果については議論が分かれるところですが、2018年にでた「マインドフルネスで脳が変わった」という論文(ソース)が興味深いです。

「.b」プログラムを8週間受ける

これはイギリスのバンガー大学による実験で、16〜18歳の40人の学生が対象です。まずは全体を半分に分けて、

  1. 8週間のマインドフルネストレーニングを受ける
  2. 何もしない

という感じで過ごしてもらいました。

ここで使われたトレーニングは、「.b」(ドットビー)というもので、イギリスのマインドフルネス団体が子供の教育ように開発したプログラムです。

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運動と食事どちらが頭よくなるの?

頭が良くなるには食事と運動が必須なのは間違いないと思います。

頭を良くする物質BDNFの量を増やすためにどんな運動が必要なの?

食事と運動は、体力をあげてくれるだけでなく、脳の働きも改善することがわかっています。

脳の機能を劣化させるホモシステインとは?

2018年に食事と運動をちゃんと組み合わせて実践したらどうなるのか?という問題を調べたデータ(ソース)が出ていて、面白いです。

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