全ての人にとってガーデニングのいやし効果ははんぱない
自然の効能についてはいくつか記事にしているように病気を治したりリラックス効果があります。
たとえば、森を歩くとうつ病がやわらいだり(ソース)とか、デスクに観葉植物を置くだけでメンタルが良くなるとか(ソース)あります。
で、2016年に出た論文(ソース)では、「ガーデニングのストレス解消効果は凄い」という結論が出ています。
これはウィーン医科大の研究で、811人の16〜82才の男女を対象にガーデニングについて調べたものです。
全員にアンケートを行って、自宅の居間やテラス、バルコニーや庭などの「ストレス解消度」を採点してもらいました。
その結果は予想どおり庭 が一番でした。
自宅のあらゆる場所を差し置いて、庭のいやし効果が群を抜いていたんだそうです。
この現象は、すべての性別と年齢でまったく同じだったということです。
ガーデニングのいやし効果を得るにはマインドフルネス能力が必要
研究者によれば、
” 庭のいやし効果が大きいのはもちろん、 自然物の割合が増えるほど、ストレス解消のレベルは大きくなることがわかった。”
とのことです。
「自然の加工レベルが大事である」というデータも出てましたし(ソース)、このあたりは納得できるところですね。
ただ、いくら自宅に庭を作っても、自分に「受け入れ体勢」が整っていないと意味がないという結果も出てることです。
” 庭のストレス解消効果を得るには、仲の良い友人と同じように各自の必要性に応じた庭のデザインが必要だし、庭と一緒に成長できなければならない。”
具体的には、
” ガーデニングのリラックス効果の大きさは、その人が意識のスイッチをオフにできるかどうかによっている。”
という傾向があったそうです。
つまり、ガーデニングのいやし効果を得られるかどうかは、その人のマインドフルネス能力(いまやってることにすべての注意を向けること)にかかっているということです。
ガーデニングをするときは、ただガーデニングしなさいみたいなことですね。
ちなみに、ヘルマン・ヘッセも「庭仕事は瞑想である」と言っていて、面白いですね。