リーキーガットは、腸の内側に傷がついた状態で、人間の腸は血管に送り込む物質をコントロールする働きをしていますが、この機能が壊れてしまい、体に良くない物質がどんどんと体内に入ってきて、慢性の下痢や便秘、肌荒れ、ダイエットの停滞、アレルギーなどの症状がでてしまいます。
万病の元リーキーガットって何?
そのリーキーガットを治すための方法をまとめてみました。
1.オメガ3を多めにとる
オメガ3は魚と肉に多くふくまれ、脳の働きには欠かせない成分です。
オメガ3を多めにとって、可能なかぎりオメガ6とのバランスを1:1にまで近づけるのがベストです。体の炎症が一気に減って、同時に腸のダメージも回復してくれます。
もちろんサプリや亜麻仁油で補ってもいいですが、オメガ3は酸化しやすい成分なので、できれば魚を食べるほうが安全です。
また、オメガ3とオメガ6の量は肉の種類によっても違うので、できればオメガ6が少ない牧草牛を選びたいところです。
牧草牛(グラスフェッドビーフ)の方が健康的なのはなぜ?
2.ココナッツオイルか牧草系バターを食べる
ココナッツオイルや牧草牛から作ったバターには抗菌作用があって、小腸内のバクテリアや菌を減らすのに有効です。
同時に腸細胞のつながりを強くする効果もあるので、リーキーガットを防ぐのにも役立ちます。
3.レモンジュースかリンゴ酢を飲む
リーキーガットの大きな原因の1つが、胃酸の分泌量の減少です。
胃酸が減ると小腸内の細菌が増殖して、胃酸の逆流やガスが発生する原因になるわけです。
この現象を食い止めてくれるのが、100%のレモンジュースとリンゴ酢です。
食事の20分前に小さじ2杯を飲むだけで、胃酸の分泌量を正常にもどしてくれます。
他にも、ショウガ湯を飲んだりザワークラウトを食べるのも有効なので試してみると良いです。
4.発酵食品を食べる
以前発酵食品のメリットをまとめましたが、腸内改善には必要です。納豆を食べてもプロバイオティクスのサプリを飲んでも良いですが、自分で漬物を作ったりした方が安く上がりますね。
発酵食品は体にも心にもいい。
5.鶏ガラスープを飲む
鶏ガラに限らず、牛、魚・、豚などの骨で作ったスープには、抗菌と抗炎症の作用があります。それが腸内環境の改善に大きく役立ってくれます。
さらにはプロリンとグリシンという成分も豊富なんで、全身の炎症を抑えてアンチエイジングの効果もあります。
風邪を引いたらチキンスープというのがアメリカの定番ですが、ちゃんと意味があるということですね。
6.パレオダイエットを実践する
原始人の食生活をまねるパレオダイエットは炎症や腸内環境の改善効果が高いので、当然ながらリーキーガットを防ぐのにも効果は期待できそうです。
10日のパレオダイエットで体が細胞から若返る!
特に腸内環境を徹底して治すためには、一般的なパレオダイエットで禁止されている食品(砂糖、穀物、豆類、植物油、加工食品)のほかにも、以下の食品をはぶくと効果が大きいです。
- ナス科植物(ナス・トマト・ジャガイモ・唐辛子など)
- タマゴ
- ナッツ類
- アルコール
以上リーキーガットを治すためのまとめでした。
もし自分がリーキーガットかなと思ったら以上のことを試してみてはどうでしょうか。
これが絶対効くというものはないし一つずつ試したり、組み合わせてみて自分に合った方法を見つけていくのが良いと思います。