腸は、迷走神経によって脳につながっていて、このラインを使ってお腹から脳へご飯を食べなさいとか、脂肪を燃やしなさいという命令を出しています。
ここ数年腸内細菌の研究が進み、お腹も調子がメンタルに影響を及ぼすことが分かってます。
上海大学の研究 (ソース)で過去に研究された3334件の「腸とメンタルの関係」から質が高い21件を抜き出してまとめた系統的レビューです。
データ内容は、
1.総サンプル数は1053人
2.21件中14件はプロバイオティクスを使ってメンタルが改善するかどうかを調査
3.残りの7件はFODMAP食(難消化性の成分を排除した食事)やオリゴ糖を使って腸内環境を改善を調査
結果は、
1の実験は36%が不安の改善が見られました。
2の実験では86%の不安の改善が見られました。
つまり腸内環境の改善はメンタルに効くということです。
研究者たちによれば、「腸内細菌が成長するためのエネルギーソースは主に食事である。食事を通して腸内細菌を改善するとエネルギー供給のバランスに直接影響を与えるので腸内フローラの発達を促進する」ということです。
この研究では健康的な人にプロバイオティクスを使っても67%の人が不安の改善効果が確認されています。
腸にダメージを与える大きな原因は、
リーキーガット(腸を保護するバリアが破れて毒素が体内に吸収される)
腸内細菌の減少
腸の慢性炎症
酸化ストレス
と言われています。
お腹の調子がいつも良くない人はメンタル面でも注意が必要です。
腸の調子を良くするには、
プロバイオティクスを摂取する(食べ物やサプリ)
発酵食品を食べる
ストレスを軽減する
などが良いです。
お腹調子を整えてメンタルを改善しましょう。