不足すると脳の働きが悪くなるサプリって?

脳の能力が3倍のスピードで衰える

カリフォルニア大学の論文によると、ビタミンDが足りないと記憶力が3倍も衰えるという研究結果があります。(ソース)

これは、400人の男女を5年にわたって追跡調査した観察研究で、

参加者の平均年齢は79才で、人種は白人と黒人が半々です。調査の始めにみんなの血中ビタミンD濃度を計ったうえで、5年後に脳の働きがどうなってるかを調べました。

その結果わかったのが、

全体の25%は完全なビタミンD不足
全体の35%は完全なビタミンDが適正値より下

ビタミンDが足りない人は、3倍のスピードで記憶力と脳の実行機能がおとろえる

ということです。

脳の実行機能は、複雑な思考や行動を扱うためのシステムで、自己コントロールの能力と密接に結びついている機能なので、これが衰えると人生の満足度や成功レベルも低くなってしまう可能性が大きくなると言えます。

ビタミンDが脳に与えるインパクトは大きい。

研究者によると、

ビタミンD不足が脳機能の低下につながることは予想していた。予想外だったのは、ビタミンDが脳に与えるインパクトの大きさである。

とのことです。ビタミンDが脳神経の発達に欠かせないのは昔から有名ですが、どうやらこれまで言われてきたより大事な要素ではないのかとうことです。

さらに研究者によると、

今回のデータに限らず、高齢者ほどビタミンDのサプリを飲むべきだという科学的な証拠がそろいつつある。たとえ効果がなかったとしても、もともとビタミンDのサプリには副作用が非常に少ないのだから、使用をためらうべきではない。

ということです。
もちろん、これは高齢者のデータなので、ほかの年齢の人たちにも当てはまるかは不明です。でも、日本人の7割ぐらいはビタミンD不足とも言われているので、サプリを飲んでおくのもよいかと思います。

ビタミンDはどれだけ摂るべきなのか?

日に必要なビタミンDについては、2015年に出た最新データ(ソース)が参考になります。

これは過去に出た108本の論文をまとめたもので、1400人分のデータを分析して本当のビタミンD推奨量を出したわけです。現時点ではもっとも信頼できるデータかと思います。

研究者によると、

現在のビタミンDの推奨摂取量は、97.5%の人にとって「十分」と考えられている。ところが近年の研究によりビタミンD推奨量の計算に間違いがあったことがわかり、本当の推奨量を考えなおさないといけなくなってきた。

とのことです。どうも現在の推奨摂取量は完全に間違っていたみたいですね。

では最新データにもとづいて最適なビタミンDの量を計算すると、

普通体型の人(BMIが18.5〜24.9)は1日に3094 IU!
太りぎみの人(BMIが25.0〜29.9)は1日に4450 IU!
肥満の人(BMIが30以上)は1日に7248 IU!

となります。ちゃんと体を機能させるには、思ったより大量のビタミンDが必要なわけです。

ただし、この論文は血中のビタミンDレベルが50 nmol/Lぐらいを「最適値」としてますが、実はこの数値には異論もあります。

というのも東アフリカのマサイ族はビタミンDレベルが109〜119 nmol/Lぐらいあり、非常に健康的な体をキープしているからです。

実はもっとビタミンDの量は必要かもしれません。

ちなみに最新のデータでは1日に10000IUを超えたあたりから害が出てくるそうなので、さほどビタミンDのとり過ぎについては心配しなくてよさそうです。

とにかく現代人はビタミンDが足りないせいで不調が起きてるケースがあるので十分に摂っていきたいところです。

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