失敗にへこたれやすい人ってどんな性格なの?

人生には色々失敗があることが多いですが、これに気持ちが負けてやる気がなくなる人と、失敗を糧にして再出発できる人はどう違うのでしょうか?

エクス・マルセイユ大学などから(ソース)、「失敗にへこたれやすい人ってどんな性格なの?」を調べたデータが出ていて参考になると思います。

フランスの男女80人(年齢18〜61歳)が研究の対象で、調査が行われた4週間の間に「どのような求職活動をして、それが失敗に終わったかどうか?」を尋ねました。

さらにみんなの自己効力感(就職面接に受かるかどうかの自信)と、

ビッグファイブ(

開放性=知的好奇心、

誠実性=まじめさ、

外向性=社交的、

調和性=やさしさ、

神経症傾向=不安や緊張)

も調べてみたところ、結果は以下のようになりました。

  • 神経症傾向が強い人(不安になりやすい人)は、前の週に失敗すると次の週の努力を減らす傾向があった。この傾向には、自己効力感は関係がなかった(つまり、自信があろうがなかろうが、不安になりやすい人は失敗に弱い)
  • 外向性が高い人(社交的で外部の報酬に反応する人)は、前の週に成功すると次の週はさらに努力する傾向があったが、一方で前の週に失敗すると次の週の努力を減らす傾向があった。
  • 内向的な人(非社交的で内面の報酬に反応する人)は、前の週に成功しても次の週にもっと努力するようにはならなかったが、前の週に失敗しても次の週モチベーションが落ちなかった。

ということで、不安になりやすい人が失敗に弱いのは当然でしょうが、外向的な人は成功で調子に乗るぶんだけ失敗に弱く、内向的な人は成功でも失敗でもあんまり変わらないという点は面白いですね。

なんでも、感情が安定していて内向的な人は、失敗が起こっても「障害を克服したい」という気持ちが生まれやすく、そのぶんだけ失敗からの立ち直りが早いそうです。

そう考えると、内向的な方は、この点を強みとして使っていくように考えた方がいいのではないでしょうか。

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