ひとりぼっちにもメリットがある!

孤独はたばこやジャンクフードなどと同じくらい体に悪いという記事を書いたことがありましたが、 人間は社会的な動物なので、ひとりでい続けるのがメンタルに良くないのは当確かです。

孤独はたばこ、運動不足、不健康な食事と同じ!

が、例外はあって、全ての孤独が悪いわけじゃないのも事実です(ソース)。

2019年に出たデータ(ソース)も「ひとりぼっちの効用」を示した結果になっています。

ざっくりとした概要は、

  1. 295人の男女を集め、みんなの非社交性を評価する
  2. みんなの創造性、不安感受性、抑うつ症状、攻撃性などを評価する
  3. ふたつのデータを比べる

という感じです。

非社交性とは、あまり人とつるまずに一人で過ごす時間を持とうとする性質で、基本的に私もそんな感じです。

こういったタイプの人は従来は「メンタルが弱い」とか「神経症的」とか言われてきましたが、このデータは、本当にそうなのか?という点を調べています。

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スポーツ観戦はテレビで見てもメンタルにいい!

スポーツは心身に良いというのは知られていますが、新たに「スポーツは見るだけでもメンタルに良い!」との研究(ソース)が出ててスポーツをしない人にも参考になりそうです。

これは筑波大学などが行った2021年の調査で、日本老年学的評価研究というプロジェクトのデータを使ってます。

全国60以上の市町村から約30万人の高齢者を定期的に調査して、普段の運動量、メンタルの状態、食事の質なんてのをチェックしてる大規模なデータです。

今回は、このデータから「いつもどれぐらいスポーツを見てますか?」って質問に答えた約2万人の参加者をピックアップして、スポーツ観戦と幸福度の関係を見ています。

スポーツの試合を見にいく人はメンタルの状態がいい!という研究はありますが、テレビで見た場合はどうなのか?という疑問を調べたものはなかったので、面白い研究ではないかと思います。

で、分析の結果をまとめると、以下のようになります。

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どうして人は陰謀論にはまってしまうのか?

日本でも陰謀論は多いですが、アメリカで有名なのは、Qアノンで、特に去年の大統領選挙あたりからアメリカ国内はもちろん、日本でも活発でした。

Qアノンはアメリカの陰謀論グループで、「世界は悪魔崇拝や人肉食の組織に牛耳られており、トランプはそれと戦う英雄である!」みたいな考え方です。

だから、大統領選挙の結果がトランプに不利になってくると、陰謀論を信じる人にとっては、不正な選挙が行われたということになってくるのです。

ちなみに、知人もこの陰謀論を信じているようで、身近にそういう人がいることがショックでした。

普通に考えれば「なんだそれは?」という話ですけど、実は日本にも信望者がいるのですごいものです。

本書を書いたソフィア・モスカレンコ博士はペンシルバニア大学で「過激派」の調査をしてる先生で、「どうして人間は陰謀論にはまるのか?」や「極端な考え方を持つ人たちはどうすべき?」というポイントを調査しています。

日本でもワクチン陰謀論などもあるので人ごとではないですね。

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住んでる部屋から人間の性格はわかるのか?

テキサス大学教授が書いた「スヌープ!あの人の心ののぞき方」には「人間の性格は住んでいる部屋で判断できる!」ということが書かれています。

そして、2021年に出たデータ(ソース)でも「人間の性格は住む部屋に反映されるか?」というポイントを調査していて面白いです。

これもテキサス大学などの研究で、

  1. 約300人の高齢者を集め、最も長い時間を過ごす部屋(リビングルームなど)の写真を撮影する
  2. 撮影した写真を第三者に見せて、「この部屋に住んでいる人はどんな性格だと思うか?」を評価してもらう
  3. 参加者には通常の性格テスト(ビッグファイブ)を行い、部屋の状況と比べる

性格が最も正確に分かる10の質問とは?

という感じです。

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