頑張ってるのに報われない

努力が報われるって本当でしょうか?

よく頑張っているのに結果が出せなかった人に”それは努力が足りないのじゃないか”と言う人達がいますよね。

昔から日本にある根性論で頑張れば報われるんだから努力は必要なんだみたいな。でも皆ご存じのように努力が報われるとは限らないです。

例えばブラックな会社で毎日終わらない量の仕事をして残業ばかりでまともな時間に家に帰れない状況は、本人の努力を超えて変えられない環境下でどうにもならない状態だと思います。

そういう状況下では一旦努力を止めて自分と向き合うのが必要ではないでしょうか?


ブラックな会社で残業を強いられている状態ではその環境を変えようとひたすら毎日残業して仕事をすることで報われるのではないかと努力している状態です。

これは心理学上の言葉で一次的コントロールを行っています。

でも毎日残業、休日出勤しても仕事は次から次へとやってきますよね。そして段々精神的に追いつめられてくると思います。

月曜の朝会社へ行きたくない、朝起きられない、など。

幸福になる為努力して環境を変えよう(仕事をこなし上司や会社に認められる)という一次的コントロールをやめて、二次的コントロール、環境を受け入れてみるといいと思います。

つまり仕事の量多すぎだし、それを指示している上司はブラックじゃないか?自分はこの仕事もあの仕事もマルチでこなしているし十分成果出ているはずだ、仕事が終わらないのは自分のせいではないと自己肯定することですね。

自己肯定の先は、ブラックな会社で働くのを止める、そして努力が報われる環境下に自分を置くということではないでしょうか。

ブラックな会社をやめて別の会社に移ったとします。或いはフリーランスになった。そしてまず、いい方向へ変えられることに関して努力をする(一次的コントロール)。

変えられない事項についてはありのまま受け入れてみる。そうすることで報われない努力に焦燥感を感じることがなくなって幸福度が増すのではないかと思います。

一次的コントロール:幸福度の減少がある。失敗すると報われない感覚がついてくる。無茶な目的を達成しようとしてもほとんど無理なので失敗(達成できない)という報われない感覚が強い。

二次的コントロール:幸福度の減少がない。環境を受け入れ自分を肯定し、自分ができる範囲内で努力する。ありのままの自分を受け入れる。
(Self Compassion) 自己肯定感。

どちらも幸福を感じられます。

変えられないものに対して二次的コントロールを使いますが、一次的コントロールは自分が変えられるものに対して変えようと努力することで努力が報われる方向に行くと思います。

自己肯定をどうやって実践していくかについてはDaiGoさんがおすすめしている以下の本があるので参考にしてみてください。

アメリカの神学者ニーヴァが昔同様のことを言っていますので引用します。

ニーヴァの祈り。

“ God, give us grace to accept with serenity the things that cannot be changed, courage to change the things that should be changed, and the wisdom to distinguish the one from the other.
神よ、変えることのできない事柄については冷静に受け入れる恵みを、変えるべき事柄については変える勇気を、そして、それら二つを見分ける知恵をわれらに与えたまえ。”

出典:Reinhold Niebuhr (Ed. by Ursula M. Niebuhr), “Justice and Mercy”, Harper & Row, Publisher, 1974.
梶原寿訳、『義と憐れみ--祈りと説教』、新教出版社、1975年。

以前DaiGoさんのYouTubeをみて自分の意見も付け加えまとめました。

その時暗い闇のなかで努力して全く光が見えない状態だったのでとても共感したので今そういう状況の人に参考になればうれしいです。

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