時間がある人がお金持ちより幸せな訳

前提条件としてお金は普通に暮らしていける分存在します。

日本なら年収600万から700万円くらい。1000万あればほぼ十分です。それより少ない年収の人でも時間に価値を置いている方が幸せを感じているという研究結果があります。

時間に価値をおく方がいいというけれど、お金に価値を置いてしまうのは生活に苦しいからではないか?とか、お金に余裕があるから時間に価値をみいだしているのではないかという疑問はあります。

じつは不幸な人ほどお金に執着しているのではないかと考えられています。

研究結果では、お金がある人もない人も時間に価値を置いてる方が幸せであるようです。

カリフォルニア大学で4415人の男女を対象にお金に関するアンケートをするという実験を行いました。(ソース

お金と時間がどちらが大事だと考えるか、例えば年収は多いけれど労働時間が長い方がいいのか?それとも年収は低いけれど定時で帰られる方がいいかなど、現在の幸福度と人生の満足度や今の年収と労働時間など調査しました。

結果は、

64%の人達が時間よりお金が大切だと考えていたのですが、実際はお金より時間を大切にしている人達がそれ以外の人達より幸福でした。

つまり多くお金を持っている人達より時間を大事にして自分のやりたいこと、好きなことに時間を使うことが出来てる人達の方が幸せを感じてるということです。

どうしてお金より時間が大切なのか7つの理由を上げると、

1.時間は24時間しかなくそれ以上は作れない。
2.一日の給料分以上のことが休みを取ってできる。
3.時間はお金より記憶を作ってくれる。
4.お金を使うには時間が必要。
5.死期が近いひとはお金ではなく時間が欲しいと思う。
6.時間はお金より幸せを運んでくれる
7.時間には価値を付けられない。

1.時間は24時間しかなくそれ以上は作れない。

もっと多くのお金を稼ぐことはできますが、時間は24時間しかなくて、お金のある人にもない人にも同じです。

85歳の人があと50年欲しいと思ってもお金があっても、現在の科学では135歳まで生きることは不可能です。

時間は限られているが故に、その時を大切にしていないともう取り戻すことはできません。

2.一日の給料分以上のことが休みを取ってできる。

一日、7時間通勤時間を合わせて9時間、日給のために働くことと、一日休みを取って自分の好きなこと、やりたかったことをやることを比べてみると、一日が終わって振り返ってみれば、好きなことをやってる方が幸せを感じるはずです。

3.時間はお金より記憶を作ってくれる。

お金で高級なモノを買った思い出より、親しい人と過ごした時間のほうが、より思い出として記憶されます。

過去を振り返ってみたら、お金を使ってモノを買うことはその時の満足感はあると思いますが、振り返ってみていい思い出だななんて思いませんよね。

それより旅行に行ったこととか、愛犬と過ごした時間とかが記憶として残ります。

4.お金を使うには時間が必要。

どんなに多くお金を稼いでもそれを使う時間がなければ意味はありません。

大会社の経営者や大金を稼ぐトレーダーや、寝ている時間以外のほとんどを仕事に費やしていたらお金は稼げますが、お金を使う時間も、親しい人と過ごす時間もありません。

5.死期が近いひとはお金ではなく時間が欲しいと思う。

死ぬ間際の人はもっと時間があったら、これが出来たのにという後悔がありますが、もっとお金があったらという後悔は残りません。

6.時間はお金より幸せを運んでくれる

上に書いた研究結果のように、労働時間の長い高給よりも時間に余裕のある少ない給料を選んだ人たちの方が幸せを感じる傾向にあります。

7.時間には価値を付けられない。

お金の価値は毎日変わります。でも時間には価値をつけられません。

例えば自分の愛する人と過ごす1時間にどんなプライスを付けられるでしょうか?

まとめると、

時間はお金のある人にもない人にも平等です。時間を大切にすると思考が前向きになります。そして幸せを感じられます。