老化の原因はいろいろありますが、「見た目」へのダメージが大きいのが、紫外線とストレスです。
紫外線による光老化の問題については、アメリカ皮膚学会の見解(ソース)などが参考になりますが、ここではストレスの話です。
当然ながらメンタルと見た目は密接につながってまして、若作りをしたり、自分は若いと思うだけで、実際にカラダの老化が遅くなっていきます。(ソース)
2016年に出た論文(ソース)では、「もっとも見た目が老けるストレスはお金の悩みである!」研究結果があります。
ストレスといっても、「仕事のストレス」や「対人ストレス」などいろいろありますが、果たしてどれがもっとも見た目によくないのかを調べています。
これはブランダイス大学の研究で、200人の男女を対象にしたものです。
1995年と2005年に全員の顔写真を撮影して10年間の老け具合をチェックしたうえで、さらにストレスのタイプとレベルを調べました。
結果は、
- 金がなくて悩んでいる人ほど見た目が老けやすい!
- ほかのどのストレスよりも、お金のストレスがもっともダメージが大きい!
- お金に困ると、実年齢よりも老けてみられがちである!
となっています。
どんなストレスも良くないものの、金銭面のストレスが群を抜いて悪影響が大きかったようです。
この理由としては、
- 大半の人にとっては、お金に関するストレスがもっとも心理的な負担が大きいから
- お金に困ってる人は自分の身なりに構わなくなりがちだから
の2つが考えられています。
研究者によれば、
” 経済的なストレスが大きい人は、自分のルックスを注意を払わなくなりがちである。さらに、ストレスそのものが老化を加速させる。
実年齢よりも老けて見られると行動やライフスタイルが変わり、健康にまで悪影響が出てしまう。”
ということです。
見た目が若いお金持ちが多いのは、たんに身なりに金をかけられるだけでなく、ストレスによる老化の影響を受けにくいのが理由なのですね。
やはり経済的な自由はアンチエイジングにも重要ということです。