通勤時間が長いと離婚しやすい?!

見過ごされた要因

パートナーの通勤時間が長いと離婚の可能性が増えたり、女性が太ることがあるという研究があります。

通勤時間が?と思いますが、通勤時間は人間の幸福度に大きな影響を与えるということです。

通勤時間は夫婦関係もその人自身の人生の幸福度にも影響を与えます。

お金がたくさんあったら、あるいは良い人間関係があれば人生が良くなるかなと想像できますが、意外と見過ごされがちなのが、お金や人間関係と同じぐらい私たちの人生に大きな影響を与えるのが通勤時間の長さです。

通勤時間が増えると離婚率が上がる?!

2011年にスウェーデンで行われた研究によると、夫の通勤時間が45分を超えると、その夫婦の離婚の可能性は40%も上がるということが分かっています。(ソース

研究によれば、11%のスウェーデン人が45分かそれ以上の通勤時間があり、多くは結婚していて小さな子供がいます。

男性のほうが通勤時間が長いと女性の方は子供を見たりするので、家の近くの給料が安い仕事に就くことが多くなり、それもまた夫婦関係に影響するのかもしれません。

スウェーデンという国は自然が多かったりストレスが比較的少ない国のようなイメージがあります。

そういう点を考えると、スウェーデンでは45分を超えると離婚率が増えるということですが、日本ではもっとその時間は短い可能性があります。

夫婦関係だけでなく人生の幸福度もさがり、肥満になる。

夫婦関係だけでなく、人生の幸福度に関しても通勤時間が与える影響が確認されています。

ギャラップ社が行なった調査では、通勤時間が90分以上かかる人は不安感も強くなり、日々の夫婦関係に限らず人生の満足度が大きく低下するというのです。

カリフォルニア州立大学の研究では、通勤時間が長くなればなるほど肥満になりやすくなるということが分かっています。

通勤時間が長いと、ちゃんとスーパーで買い物をして食事を作る時間が減ったり、ジムでエクササイズする時間が減ったりするので、肥満になりやすいということでしょうか。(ソース

肥満は様々な病気の元になったり人生の満足度を低下させる原因にもなるし、自分のパートナーが太ると自分も太りやすくなるということが分かっていますので、夫が太ってしまうことは妻にとっても重大な問題だと思います。

やむを得ない都合も色々とあると思いますが、可能ならば会社の近くに住むようにした方が良いと思います。

ちなみに私自身の通勤時間は片道40分から45分、混雑状況によります。

不安やストレスで睡眠時間が減少

ブラウン大学の研究では、通勤時間が増えるとどれぐらいのダメージを受けるのかということを具体的に調査していて、通勤時間が増えると睡眠時間が減少するようです。

これは、通勤時間が増えた分ただ単に睡眠時間が減ったということではなく、不安感やストレスが増え不眠が加速してしまうということです。

もちろん物理的な時間も減るのですが、それだけではなくストレスで不眠症の影響まで起きてしまうということです。

通勤時間が1分増えるごとに運動する時間が0.0257分減り、睡眠時間は0.2205分ずつ減るらしいので、日本人の平均通勤時間が1時間17分だとすると、年間でおよそ73時間も睡眠時間が減ってしまっているということになります。

年収に換算している研究もあり、チューリッヒ大学の研究によると、長時間通勤のストレスを埋め合わせるためには、年収が1.4倍にならないと割に合わないとされています。

一見恋愛や夫婦関係と関係のなさそうなのに、実は二人の関係に大きな影響を与えているのが通勤時間なのです。

これから新居探したり、引っ越しを考えてるカップルは通勤時間を考慮に入れた方がよさそうです。

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