以前観葉植物について健康改善や空気清浄効果などについて記事を書きました。
今度は、家だけでなくオフィスにも観葉植物をデスクに置くと仕事の生産性が上がる効果について説明したいと思います。
リチャード・ワイズマンの「その科学が成功を決める」という本は、科学的な証拠にもとづいた生産性アップの方法が色々書いてあるのですが、その中で、「オフィスに植物を置け!」というアドバイスがあります。
ワイズマン氏によれば、以前私が記事に書いたように周囲に緑が多い病院に入った患者は病気の治りが早く、窓から緑が見える監獄で暮らす受刑者ほど病気にかかりにくいってデータがあります。
これは主に心理的な効果によるもので、原始時代の人間は植物に囲まれて暮らしていたため、自然と緑色を見ると安心感が起きるように進化したということです。
緑と創造性の関係を調べた研究もあり、テキサスA&M大学の実験では、オフィスに観葉植物を置いただけで、良いアイデアを思いつく確率が15%もアップという結果があります。
難しい問題にも柔軟に取り組めるようになったということです。
置くものは植物じゃなくても大丈夫で、たんに緑のペンや緑のカーテンを部屋にあしらっても創造性は上がるそうです。
子供の勉強部屋にも応用できそうですね。
2014年のExeter大学の研究でも同様に職場に観葉植物を置いただけで、生産性が15%も上昇したことが確認されています。(ソース)
研究者であるナイト博士によれば、1㎡につき1つの観葉植物を置いただけで記憶力がよくなり基本的なテストの成績が良くなったとのことです。
他にも、観葉植物の効果を調べた研究はいろいろあって、
オフィスに観葉植物を置いたら、従業員の疲労・ストレス・頭痛・咳・肌の乾燥が改善した。(ソース)
オフィスに観葉植物を置くほど、従業員が病気にかかる確率が減った。(ソース)
などです。
オフィス、デスク周りに観葉植物を置くと、植物が水分を空気中に出してくれるのでオフィスの乾燥が和らいだり、もちろん光合成によって酸素を作ってくれるので、頭痛などに効くのではないかと思います。
太陽の光だけでなく照明でも問題なく育ってくれる観葉植物がおすすめです。例えば、
ドラセナ
幸福の木と呼ばれ、種類も様々で小さいものから大きな木のようなものまであります。
比較的暗くても十分生きてくれ、水やりも土が完璧に乾いてからあげると良いので、手入れが簡単です。
ポトス
有名なのでよく知っている人も多いですね。
これもまた水やり、光と難しくないので、オフィスに向いています。葉に模様が入った綺麗なものや明るい緑色のものなど種類も豊富です。
サンセベリア
アメリカではその形状からスネークプラントとも呼ばれています。
水やり、光最小限で済むのでとても簡単な観葉植物です。
先日書いたように、夜も酸素を排出し続けるので寝室にも向いています。
フィロデンドロン
フィロデンドロンもまた種類が多いのですが、モンステラのように茎が四方に伸びるタイプの植物です。
光はややある方が生育しますが、少なくても十分生きてくれます。
水やりなども乾いたらやると良いので手入れも簡単なのでオフィスにも向いています。
今は自宅でお仕事している人も多いので、観葉植物も置きやすいですね。
ちなみに私はダイニングテーブルで仕事しているので、その日の気分で置いてます。
今日はフィロデンドロンのブラジルというポトスっぽい植物です。これも手入れは簡単で、葉に濃い緑と明るい緑が入っていてとてもきれいです。
是非皆さんもデスク周りに観葉植物を置いてみてはどうですか?