2013年に出た「亜鉛とうつ病の関係を調べた論文」 によると、亜鉛が不足するとうつ病にかかりやすくなるそうです。
これは、亜鉛がメンタルに与える影響を調べた臨床実験で、亜鉛はうつ病で脳の細胞が死ぬのを食い止める働きがあり、ストレスによるダメージをおさえてくれるそうです。
統合失調をわずらった人は脳内の亜鉛量が5割も少なくなっていたということです。亜鉛はメンタルに大きい影響を及ぼすということですね。
亜鉛にはBDNFという成分を分泌する働きがあって、これが脳のシナプスやら神経回路の発達スピードをあげてくれます。
BDNFは脳の働きにとても重要で、これが少ないと鬱病やパニック障害の引き金になってしまいます。
「脳を鍛えるには運動しかない!」の中では、軽度の運動をくり返すことでBDNFを増やせると書いてありますが、亜鉛でも分泌量をアップできるということですね。
心理学でいうタイプAの性格(ストレスを感じやすい)の人は亜鉛が足りなくなりやすいので注意が必要です。自分のタイプがわからない人は「タイプA行動パターンチェック」など参考にしてみてください。
研究によれば、ストレスが多い時期は1日に25〜40mgの亜鉛を摂るのが望ましいとのことです。
ストレスに弱い人間は、積極的に亜鉛サプリを飲んだほうが良いようです。