130億ドルを稼ぐ企業の社長の時間の使い方とは?

ここ数年優秀な社長はどんな人なのかという点を調べる研究が多いようです。

など報告があります。

優秀なリーダーには一定の共通点があるみたいですね。

2018年にHBRに出た研究(ソース)は、「すごい社長はどんな時間の使い方をしてるのか?」という点を調べています。

これはハーバード大学の研究で、27人のCEOが対象で、男性が25人で女性が2人となっています。

すべて貿易系の会社のトップで、平均で年に130億ドルぐらいの収益がある企業を選んでいます。

研究ではCEOのアシスタントに協力を頼み、全員の1日の行動を15分刻みで記録し、それを12年ほど続けて60000時間のデータを集めたというかなりの労作です。

結論はと言うと、

  • 優秀なCEOは平日に平均で9.7時間ほど働く
  • 週の労働時間は平均で62.5時間
  • 平日の労働時間の79%を経営に使い、バケーションの70%の時間も経営に使っている
  • 53%のCEOは会社以外の場所、自宅やバケーション先で働くことも多かった

だったそうです。

過去には「週に30時間より多く働くと頭が悪くなる!」という研究や、「労働時間が週40時間を超すと、死ぬリスクが一気に高くなる」なんてデータ(ソース1ソース2)もありますが、優秀なCEOは余裕でそれ以上働いてるみたいです。

しかも、休暇中も働いてるので、健康的には問題がありそうです。

さらに細かい数値を言うと、

  • 会議の数は週に37回で、全体の労働時間の72%を会議に使っていた(会議の時間や質は異なるが、総労働時間数に占める割合はだいたい同じだった)
  • 労働時間の61%は対面の会議に使われていた
  • 残りの15%は、電話、書類の閲覧、書類のリプライに使われていた
  • さらに残りの24%は、電子メールやSNSのコミュニケーションに使われていた

ということで、「社長の仕事とはほぼ会議」みたいな結果になっています。

では、CEOはいつ休んでいるのかと言えば、

  • 平均で1日のリラックスタイムは2.1時間。だいたい読書や映画、趣味に費やすことが多い
  • 睡眠時間は平均で6.9時間
  • 運動時間は1日45分

だったそうです。

こういうデータをみると、社長は大変だということが分かりますね。

会議ばかりで睡眠が1日7時間で趣味の時間が2時間ぐらいとか、よほどCEOの仕事が好きでないと報酬が多くてもやり続けていくのは難しそうです。

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