トクホ(特定保健用食品)に指定されている飲み物や食べ物、果たして本当に健康になれるの?
実はそれほどでもないです。
トクホとして健康効果の表示が認められている乳酸菌製品のプロバイオティクス、
脂肪の吸収を抑え血糖値を下げるといわれる飲料に入った難消化性デキストリン(食物繊維)は、欧米では「科学的根拠が確立されていない」として食品表示が許可されていません。つまり効果は科学的に証明されていません。
トクホの商品である、植物ステロール(植物からきたコレステロール)は血中コレステロールを下げると言われていますが、実は副作用があります。
それは心臓系の病気にかかりやすくなり、死亡率を大きく上げてしまうということが分かっています。
トクホの許可をもらうには高額なお金が必要なので大企業しかやっていません。投資した分回収したいのでバンバン宣伝しますよね。
もちろん副作用なんて言いません。
他にも実はとりすぎるとやばいのは、
1.ドライフルーツ、フルーツジュース
2.ノンオイルドレッシング
3.全粒粉
4.マーガリン
1.ドライフルーツ、フルーツジュース
果物は体にはいいのですが、果糖が多いのでほどほど、1日手のひらにのるぐらい摂取するのがいいです。
ドライフルーツになると、糖分が凝縮されるのでカロリーが増えます。生のブドウ1カップで16gの糖質ですが、レーズンだと、115g!にもなってしまいます。
オレンジ1っで60Kcalで糖質が大体12gですが、オレンジジュースになるとグラス一杯で120Kcalになり糖質は24gになります。
2013年の研究では、2つのグループに分け、1つはリンゴを毎日1つ食べるグループ、もう一つはリンゴジュースを飲むグループです。それを4週間ほど続けてコレステロールを図ったところ、
リンゴジュースを飲んだグループは悪玉(LDH)コレステロールが増加していました。
リンゴを食べたグループは減少していました。
りんごには特に皮の部分にポルフェノールが含まれ、植物繊維などが吸収されて体にいい結果がでたのですが、
ジュースにはそのいい部分が取り除かれて単に糖分とカロリーが増えてしまったためにこういう結果になりました。
さらに、店で売っている果物のジュースになると、大事な栄養素は無くなり、飲みやすくするために、果糖ぶどう糖液糖という糖質がさらに加えられてますます糖質が増えます。
2.ノンオイルドレッシング
ノンオイルドレッシングには、オイルはないかわりに、果糖ぶどう糖液糖、砂糖、トランス脂肪酸など体に悪いものがたっぷりはいっています。
生野菜の栄養素を吸収するには良質の油、オリーブオイルなどが必要です。
ノンオイルドレッシングを使うと余分な体に悪い糖質が入ってる上にオイルがないので野菜からビタミンをうまく吸収することもできなくなってしまいます。
ということで、カロリーは低く抑えられていますが、ノンオイルドレッシングほぼ価値はなさそうです。
普通にオリーブオイルとバルサミコビネガーに塩、コショウなどがいいですね。私は柚子胡椒を使ったりします。
3.全粒粉
全粒粉のパスタやパン、実は普通のパスタやパンに比べてさほど変わり映えしません。
とくに全粒粉だからと言って素晴らしいという訳ではないです。
GI値(グリセミック指数)という摂取後どれだけ血糖値が上がるかという値で比べても、全粒粉と普通のパンやパスタを比べても差はほとんどないということです。
最近の小麦は心臓疾患をおこしたり悪玉コレステロールを増やすというデータもあるので、パンはあまり多くとらないのが良いようです。
4.マーガリン
マーガリンはトランス脂肪酸という精製された植物油のかたまりで、心臓病の大きな原因になるということが様々な研究で分かっていますので、まず取らないことですね。
マーガリンは腐ったりしないのでよく市販のパンの保存料のような形で使われたりするので、市販のパンを買う時は注意して、「水素添加物脂肪酸」や「ショートニング」と書いてあったら避けるようにしましょう。
まとめると、
健康に良さそうに思える食品でも隠れた害があることがあるので、健康に注意するなら、自然で加工があまりされてないものを選ぶのが良いです。
ちまたにあるコレステロールを下げるやら、カロリー控えめやら、いいことを謳っている食品には要注意です。