断れない付き合いで毎日会食で普段食べているより多く食べたり、お酒も飲んだりすることも、特に年末やクリスマスのシーズンには多いと思います。
食べ過ぎたり飲みすぎたりした翌日は体も心も重いですよね。だからと言って自分を責めてはいけません。
自分を責めれば責めるほどかえってストレスとなりストレス発散→さらなる暴飲暴食へと繋がる可能性があるからです。
人間は誘惑に打ち勝つ確率は2分の1です。
勝つか負けるか2つに一つなので、負けることもあります。
自分を責めてストレスを作るより自分を許してあげましょう。
ちなみに、暴飲暴食はなぜだめなのでしょうか?
太るから?いいえ、2,3日暴飲暴食をしたくらいではその時は体重は増加しますが、すぐ元に戻ります。
暴飲暴食が良くないのは、体に炎症がおこるからです。
例えばカロリー過多の状態が起きると、脂肪細胞がダメージを受けます。
この脂肪細胞は食欲を抑制するホルモンを分泌しているので、ダメージを受けると食欲が止まらなくなったりします。
暴飲暴食をなかったことに出来るには、実はやはりエクササイズなのです。
ミシガン大学の研究で健康な成人21歳から26歳を対象にいつもの食事に∔30%程度アルファして多めに摂ってもらった実験があります。
一つのグループは一日20-25分ぐらいの軽い有酸素運動、スクワット、散歩、早歩きなどをやってもらい、もう一つのグループは運動はしませんでした。
一週間後全員の糖代謝と体脂肪を分析してどの程度炎症のダメージが起きているかを調査したのです。
すると、エクササイズをしなかったグループは一週間30%もカロリーを多く摂ったため脂肪の炎症レベルが上昇していましたが、エクササイズをして多めの食事をしたグループは脂肪の炎症が全くなかったのです!
糖代謝のダメージもゼロでした。
一週間30%プラスのカロリー摂取を生活しても、1日25分程度の軽い有酸素運動で暴飲暴食をなかったことにできるのです。
この実験は人数が少なく年齢も若いグループを被験者にしていますが、2012年には800人ほどを対象にもっと大きい実験を行っていて、定期的な有酸素運動で食べ過ぎのダメージを抑えるという結果もあります。
痩せているひとでも暴飲暴食すると体に炎症が起きるのでそれを防ぐためにも、太ってる人であろうとなかろうと、毎日少しの時間を作ってエクササイズするのが一番です。
もしホリデイの季節に食事をする機会が多くありそうだったらその前からでもエクササイズをする習慣をつけると、暴飲暴食の弊害をなかったことにできます。