痛みを軽減してくれる飲み物とは
痛みを軽減する簡単に手に入る飲み物があります。
筋トレによる痛みや慢性痛といった痛みを軽減してくれたり、鎮痛剤の痛み止めの効果をブーストさせてくれる効果もあります (コクラン共同研究レビュー)
それはコーヒーです。
カフェインが痛み止めの効果をあげる!
カフェインには昔から痛み止めの効果を上げる作用があると言われていましたが、これがコクラン共同研究の大規模な調査でも確認されています。
この研究では、先行研究から72382人のデータをもとに鎮痛剤とカフェインを組み合わせた場合にどうなるのかを調査しました。
その結果、1回に100mgのカフェインを鎮痛剤と一緒に飲むと、痛みを和らげる効果があったと報告した人が5%から10%程度増えたのです。
100㎎のカフェインということは、コーヒーを軽めに一杯ぐらいで痛み止めの効果が5%から10%に上がるということです。
痛み止めが効かないという方は、もちろん医者と相談の上コーヒーと併用してみるのもいいかもしれません。
コーヒーの痛み止め効果
痛み止めを飲むと痛みが和らぎますので、ずっと痛み止めを飲んでいる人がいますが、これはあまり体に良くありません。
最近の研究によると、カフェインを飲むだけでも痛み止めと同じような作用があるということも分かっています。
この場合は少し多めにコーヒーを飲んでみるといいです。
この研究では、1日に170㎎のカフェインを飲んだ人たちは、痛みに強くなったということが分かっています。(ソース)
慢性痛や筋トレの痛みに悩んでいる人は少しコーヒーを多めに飲んでみるといいかもしれません。
170㎎は、コーヒーを2杯程度と考えるといいと思います。
運動習慣もさらに痛み止め効果を上げる
他に痛みに効くものとしては、運動も効果があるということが分かっています。
肩こりや腰痛などの慢性痛に悩む人も多いと思います。
マッサージに行くと治ったような気がしますが、これはマッサージで心地よい痛みによりドーパミンが分泌され一時的に和らいでいるのです。
リラックスしたり、リフレッシュするためにマッサージに行くのはいいのですが、慢性痛に対する根本的な治療にはなりません。
肩こりや腰痛などの痛みを和らげるのに、運動も効果があります。
筋を違えていたり病院での治療が必要な人は別として、肩こりや腰痛の原因は実際には脳にある場合がほとんどです。
ずっと同じ姿勢で仕事をすることによって、肩などの筋肉がその間全く動かなくなります。
特に生物として大きく動くはずの筋肉が急に動かなくなると、脳が錯覚を起こしてしまいます。
動くはずな筋肉が動かないのでそこに問題が起きていると錯覚してしまい、痛みを出すことで知らせようとするので、そのような慢性痛に対しては、体を動かすことが必要になるわけです。
なかなか運動や筋トレができないという人もいると思いますので、気軽にできるお勧めとしては、メンタルにも効果があるヨガがいいと思います。