質の良い脂肪はもっと摂った方がいいケースとは?

脂肪とオイルにはお金をかけるべき

優先してお金を使うべきは脂肪と油です。

1日の摂取カロリーのうち脂肪と油の割合を多く摂ることがダイエット的に良いからです。

わりと安価で質の高い商品が手に入りやすい:肉や野菜にくらべてですが、オリーブオイルやココナッツオイルなどは、リーズナブルな価格で結構な量が買えるし、大豆油異なり酸化ダメージにも強いのが利点です。

オリーブオイルは本物を手に入れる必要があるので要注意です。

脂肪はアンチエイジングに超重要:脂肪はアンチエイジングの超重要なポイントの1つです。

細胞に吸収された脂肪には、細胞膜の再生を助ける働きが強くあって、質の悪い油をとると細胞レベルで老化が進んでしまいますが、逆に良い油をとると、細胞の修復作業のために体を酷使しなくてすむんで、そのぶんの余力を他に回せます。

もっと脂肪を摂ったほういいかもしれないケースは以下の通りです。

1.糖質の摂取量を減らした時

炭水化物を減らしたぶんのカロリーは脂肪で補うのが良いです。

低糖質に切り替えた直後は、体が慣れていないせいで元気が失くなるので、そこを手っ取り早いエネルギー源である脂肪でカバーするのがベストです。

2.筋肉が増えにくく、脂肪が減りにくくなった場合

動物の肉に多くふくまれる飽和脂肪酸は、テストステロンの材料になる大事な成分です。

これが少ないと筋肉がつきにくくなり、脂肪も増えていきやすくなってしまいます。

タンパク質と脂肪を摂ったうえで筋トレをすると、テストステロン値がちゃんと上がるので、筋肉をつけたい方はしっかりお肉を食べると良いです。

3.肌荒れが激しくなってきた場合

肌荒れの原因には、リーキーガット(腸 の粘膜に穴が空き、異物(菌やウイルスなど)が血管内に漏れだす状態にある腸)やホルモンバランスの乱れなど、いろんな理由が考えられますが、意外と多いのがシンプルに脂肪が足りない場合です。

当然ながら、お肌のうるおいを保つには皮脂が必要でして、その材料には脂肪酸が使われます。

4.妙に疲れが抜けない場合

脂肪にはコリンという栄養素が入っていて、細胞膜を作ったり神経伝達物質の材料に使われています。

これが不足すると、慢性疲労の原因になってしまいます。

ほかにも、コリンが足りないと、腎機能の低下や脂肪肝などが起きるので、注意しないといけません。

5.記憶力や集中力が落ちてきた場合

上記したことと関連していて、脂肪が少ないとコリン不足が起きた結果、神経伝達がにぶって脳の機能が落ちてきます。

また、MCTオイル(ココナッツやパームに含まれる中鎖脂肪酸(Medium Chain Triglcerides)だけを取り出した食用油)やココナッツオイルにふくまれる中鎖脂肪酸には、ケトン体の量を増やして脳の働きをアップする作用が知られているので(ソース)、積極的に使っていきたい油の1つです。

6.善玉コレステロールが少ない場合

一般的に善玉と呼ばれるHDLコレステロールは、飽和脂肪酸やモノ不飽和脂肪酸などでも増やすことが可能です

飽和脂肪酸は 牛や豚などの肉類や乳製品、モノ不飽和脂肪酸はナッツ・オリーブオイル・アボカドなんかに入っております。

ココナッツオイルがHDLコレステロールを減らすのに効果的なことは以前記事にしましたので、参照ください。

7.炭水化物をしっかり食べる場合

普段は低糖質を心がけていても、ときにはしっかりと炭水化物を食べたい時もあるはずです。

そういう場合、脂肪と一緒に食べるのがかなり効果的です。

特に乳製品の脂肪には、GI値の上昇を抑える働きがあるので、炭水化物を摂るときは、なるべくチーズやバターを組み合わせるようにすると良いです。

8.酒を飲む場合

牛や豚などの肉類に多い飽和脂肪酸には、アルコールの毒をやわらげる作用があって(ソース)、飲む前には脂肪を摂ると、酒のダメージを減少させられます。 

飲み会の前に肉を食べるのはちょっとなので、ダークチョコレートやココナッツオイルを軽く口にしておくのが手軽でいいかと思います。

まとめると、

もっと脂肪を食べたほうがいいかもしれない8つのケースを紹介しました。

もちろん、上で挙げた症状には、他にも原因が考えられるので、いちがいに脂肪不足が原因とは言い切れませんが、普段から低脂肪食が続いているような方は、試しに脂肪の摂取量を増やしてみてもいいかもしれません。

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