ココナッツオイルを使った口内洗浄ってどうなのでしょうか?
ココナッツオイルが口内洗浄にいいわけ
調べてみると、どうもこの手法には科学的な根拠がちゃんとあります。
ざっくり説明すると、虫歯の原因となる口内に巣食うミュータンス菌をオイルがからめとって、歯の表面に菌膜( 微生物が固相表面に形成した集合体:歯垢はその典型例)ができるのを防止して、結果的に歯垢ができにくくなるということです。
実際の研究成果は、2008年の論文によれば、2週間ほどのオイル・マウスウォッシュで、口内のミュータンス菌が激減していたり(ソース)、
歯肉炎の予防にもなったり(ソース)、
市販のマウスウォッシュよりも口臭を抑えたなんて話もあります(ソース)。
おそらく、市販のマウスウォッシュは口内細菌を善玉、悪玉の区別なく根こそぎ殺菌してしまうため、口内が無防備になりかえって口臭などの原因菌が繁殖しやすくなってしまうからだと考えられます。
使用するオイルはゴマ油とかサンフラワーオイルでもいいのですが、ココナッツオイルはラウリン酸が入っていて他より抗菌効果が高いのがポイントです。
数々の実験でもラウリン酸がバクテリアやウイルスを退治することが分かっています。(ソース1,ソース2)
ココナッツオイルを使った口内洗浄の方法
ココナッツオイル・マウスウォッシュの方法は簡単で、
大さじ一杯のココナッツオイルを口にふくむ
そのまま、15〜20分ほどココナッツオイルで口内をゆすぎ、
ココナッツオイルを吐き出し、水で口の中をゆすぐ
というものです。
古代インド医学では「オイルプリング」と呼ばれてきた定番のテクニックらしく、アーユルヴェーダ系のサイトでは「口から体内の毒素を排出」みたいな説明が多いのですが、上記のように科学的根拠はあります。
まとめると、
どうもココナッツオイルを使ったマウスウォッシュの効果には疑いがなさそうです。
歯周病菌とその他の病気との繋がりも分かっているので、歯周病を防ぐことは健康への近道かもしれません。
研究では最低でも2週間は続けたほうがいいようなので、試してみるのもありですね。