はちみつは抗酸化作用がすごい

はちみつは砂糖よりずっと健康的でパンケーキにもシロップではなくはちみつの方がいいのでないかというイメージがあります。

では、はちみつはどんな風に健康的なのでしょうか?

はちみつの栄養価

はちみつは、

カロリーは小さじ一杯で64kcal、
そのうち糖質は17g、
脂肪とタンパク質はゼロ、
食物繊維もほぼゼロ、
ビタミンとミネラルをほんの少し含む(1日の必要量の1%以下)

という感じです(ソース)。

カロリーの大半が糖質(果糖とブドウ糖)なので、栄養的にはほぼない感じでしょうか。

はちみつの抗酸化作用はすごい

はちみつにとってかなり有利な材料なのが、アンチエイジングで重要な「抗酸化物質」の存在です。

ご存じのように抗酸化はアンチエイジングの大事なポイントです。

2002年にイリノイ大学が出したレビュー論文(ソース)によれば、

 ” はちみつの抗酸化性能は、フェノール類、ペプチド、有機酸、酵素といった複数の成分が合わさって成り立っている”

 ということで、とにかくはちみつには抗酸化に効く成分がいろいろ入っているということですね。

では、具体的にどんな効能があるかというと、

1.コレステロールに効果

2017年に「はちみつでコレステロールに効果あるのか」という問題を調べたメタ分析(ソース)があって、444人分のデータをまとめてます。これによると、

平均70gのハチミツを定期的に摂った人は

    • 悪いコレステロールが下がる
    • 良いコレステロールがほんの少し増える
    • 中性脂肪もやや下がる

という感じです。

全体的には数パーセントの改善なので劇的に良くなるとは言えないですが、とりあえず脂質代謝には良いということですね。

2.心臓の健康に良い

コレステロールが下がる時点で心臓や血管にはよさそうですが、実際に「はちみつで心疾患による死亡率が下がる」というデータもあります。

これは、2010年にサインズ大学から出たレビュー論文(ソース)で、過去70件のデータをまとめていて、はちみつは動脈を広げて血の巡りを良くする作用があり、そのおかげで血栓ができる確率を下げてくれます。

また、はちみつの抗酸化力も心臓には有効(ソース)でして、LDLコレステロールの酸化(血管が詰まる大きな原因)をおさえてくれるようです。

3.咳止めに効く

はちみつが咳に効くという話もあります。例えば、

  • 139人の子供にはちみつを使ったら、有名な咳止めシロップよりも効果がみられた(2010年,ソース)
  • 105人の子供に2日ほどはちみつを使ったら、咳止めシロップよりも咳が止まり、睡眠の質も改善した(2007年,ソース)

という感じです。

4.睡眠に効く可能性も

寝る前の糖質はセロトニン量が増えるために睡眠の質をあげるということにつながります。

さらに、はちみつの抗酸化作用で体内の炎症が治まり眠りやすくなる、などはちみつの睡眠に効く可能性もあるように思います。

ではどんなはちみつが良いのでしょうか?

色の濃いものが抗酸化作用が強いという実験結果が多いことから(ソース)濃いものを選ぶと良いようです。

個人的には効能が高い(ソース1ソース2)と言われているマヌカハニーを使っています。

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