正しい「手の洗い方」

コロナウィルスはアメリカ東海岸でも感染者がでてニュースになっています。インフルエンザもそうですが、感染を防ぐには手洗いが効果的です。特に公共の交通機関を使って通勤、通学する人にはです。では正しい手の洗い方はあるのでしょうか?

正しい「手洗い」には2つの流派

実は「手洗い」の世界には大きく2つの流派があります。具体的には、

CDC(アメリカ疾病管理予防センター)方式:

石けんの泡で手の甲を洗う→指の間を洗う→爪の間を洗う、の3ステップで、だいたい30秒かかります。

WHO(世界保健機関)方式:

石けんで手のひらを洗う→手の甲を洗う→指の間を洗う→指の甲の部分を洗う→親指の周りを洗う→手のひらの周囲を洗う、の6ステップで、だいたい42.5秒かかります。

WHOのほうが念入りな手洗いを勧めていますね。

WHO方式のほうがバクテリアは減少

グラスゴー・カレドニアン大学の論文(ソース)によれば、

感染を防ぐうえで手洗いはもっとも重要な行為だ。しかし、実際はどのテクニックがもっとも効果的なのかについては限られたエビデンスしかない。

ってことで、意外にも手洗い法に関する研究が少ない点を問題視しております。

そこで研究チームは、42人に医師と78人の看護師に協力を依頼。病院の壁にCDC式とWHO式手洗いのポスターを貼って、どちらかの方法を試してもらいました。その結果は、

  • CDC式は6%のバクテリアが減ったのに対し、WHO式は21%のバクテリアが減っていた

ということです。WHO式のほうが念入りに洗っているので当然の結果です。

現実的にはCDC式で十分

CDC式が6%しかバクテリアが減らないと言われると「手を洗う意味あるの?」って気もしますが、実際はこれでも十分に意味はあるのです。

研究チームによると、CDC式でも重度の感染症をもたらすバクテリアはちゃんと減っていたので、日常的にはCDC式バージョンの手洗いで済ませて十分のようです。

研究チームによれば、

本当の問題は、本職のヘルスケアワーカーですら、65%しかちゃんと手を洗ってないという事実である。顔に触れたり何かに触ったりする際、彼らの手は無菌ではない。

ということで、本職の方でも意外と手洗いに40秒もかけてない事実もわかったそうです。

一般人の我々がそこまで手洗いに固執する必要はないかもですが、いちおうCDCのガイドラインぐらいは意識しておくといいかもしれません。コロナウィルスやインフルエンザが気になる方は、外から帰宅したときはWHO方式を採用すると万全と言えそうです。

CDC 手洗い法:https://www.cdc.gov/handwashing/when-how-handwashing.html

WHO手洗い法:https://www.who.int/gpsc/5may/How_To_HandWash_Poster.pdf

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