アーモンドミルクは、アーモンドから作られたミルクのことです。アーモンドミルクのメリットはどんなものがあるのでしょうか?
アーモンドミルクには、以下のような健康成分が含まれています。
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- マグネシウム:不足すると体内の酸化が進むため、アンチエイジング的に補給が必須な栄養素です(ソース)。
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- プレバイオティクス:腸内細菌の活動を助ける働きをする成分です。特にアーモンドにふくまれるプレバイオティクスは、腸内の善玉菌のエサになって、美容の助けになることが分かっています(ソース)。
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- 各種ポリフェノール:アーモンドのポリフェノールには、悪玉コレステロールの酸化を防ぐ作用があって(ソース)、美容に非常に良いです。
このメリットだけ見ているとアーモンドミルクは素晴らしいそうです。ですが、市販のアーモンドミルクには難点があります。
せっかくの栄養素が抜けてしまう
難点の1つめが、上にあげた健康成分の多くが、アーモンドの皮に含まれているということです。
ビタミンEやマグネシウムは問題ありませんが、プレバイオティクスやポリフェノールに関しては皮のほうが豊富なのです(ソース)。
市販のアーモンドミルクは、ほとんどが皮を取り去った状態で作られているので、それなら普通にアーモンドを食べたほうがいいのではないか、ということです。
オメガ6の酸化
アーモンドには意外と大量のオメガ6(リノール酸)がふくまれております(ソース)。オメガ6は体内の炎症や老化を促進する成分で、決してアンチエイジングにはよくないです。
もっとも、アーモンドには大量のビタミンEがふくまれているので、オメガ6のダメージに関してはそこまで心配する必要はありません。
ただし、これがアーモンドミルクになると話が変わってきます。
というのも、アーモンドのリノール酸は熱に弱い性質があるので、加熱すると一気に酸化が進んでしまいます。
市販のアーモンドミルクの製造過程は分かりませんが、普通に考えれば高温で殺菌処理をしているでしょうから(ソース)、かなり脂質の酸化が進んでいるのではないかと考えられます。
その他の添加物
市販のアーモンドミルクには、結構な量の添加物がふくまれていたりします。
砂糖が体によくないのはもちろんのこと、増粘剤としてカラギーナンが入ってたりします。
カラギーナンには消化器官の炎症を起こす作用があって(ソース)、リーキーガットの原因となる可能性もあるので、美容にはあまり良くない成分の1つです。
以上のように、アーモンドミルクに関してメリットとデメリットを見てみました。
基本的にアーモンドは健康成分が多いので、もちろんアーモンドミルクも美容と健康には良い飲み物だと言えます。
ですが、市販の製品には酸化や添加物の問題が出てくるので、どうしても飲みたいなら自分で皮ごと作るのがベストのようです。
やはり、アーモンドそのものを食べるのが一番簡単かもしれません。