ワシントン大学の研究によると人は集中して何かをしている時よりも何も考えずぼんやりしている時の方が脳はエネルギーを使っているということが分かってます。
(ソース)
集中しているときよりも何と15倍もエネルギーを使います!
人の脳のスキャンした映像を見ると人が集中して何かをしているときはそれに必要な部位が血流が集中していて際立っています。
ただ他の部位は使われてないので他の部分は血流が行ってない、休憩している状態になっています。
一点に集中しているとその能力は発揮されますが、他の能力が必要な作業については効率が下がるということになります。
集中作業の合間にぼんやりとした時間を作る。
集中した作業の合間にぼんやりと何も考えない時間を作ることで脳の他の場所に血流を巡らせて一度リセットして脳全体を使うことが大切です。
この研究によるとぼんやりとしている時間は、とくに記憶に関わる部分と価値判断に関わる場所の2つが良く使われています。
つまりぼんやりとした時間の方が記憶も定着するし、過去の記憶などから判断しよい価値判断や問題解決のために脳は動くということです。
ある程度集中して勉強したら、休憩を挟むことで学習したことが記憶に定着するので休憩は重要ですね。
ルテリオンを摂取して脳の機能を高める。
イリノイ大学のマウスを対象にした実験研究ですが、ルテリオンという物質を摂取したマウスが普通に食事をしたマウスより学習能力が高くなり記憶力も改善していたという結果が出ています。
ルテリオンとは、フラボノイドの一種で、黄色い色素成分です。
研究者によると、食事から摂取したルテリオンが脳に達してミクログリア細胞(免疫システムをつかさどる)の活性レベルを減らし、炎症性のサイトカインが減りワーキングメモリの向上につながるということです。
サイトカインは脳に、記憶力の低下や鬱の症状を起こさせる物質で年をとった脳は、ミクログリア細胞がうまく機能せず、このサイトカインを分泌します。
ルテリオンを含む食べ物は、
にんじん
オリーブオイル
ピーマン
セロリ
ペパーミント
カモミール
シソ
春菊
等です。積極的に取り入れたいですね。