自己コントロール能力は大事です。
自分にとって止めたいことやってはいけないことをやらないとようにする力、
自分がやるべきことをする能力、
未来のことを考えて今やるべきことを考える計画力です。
このセルフコントロール能力が高い人ほど人生で成功しやすくなるということは様々な研究で分かっています。(ソース)
普通に考えて、ちゃんとできる(コントロールできる)なら色々うまくいくだろうという予想はつきますよね。
ダイエットをやり遂げられる強い意志や、勉強を始めたら目標を達成できる力など、です。
でも私達は誘惑に弱いのでやるべきことを先延ばしにしたり、ダイエット中に甘いものを食べ過ぎたり、たばこをやめようとしてもつい手がのびたりします。
このセルフコントロール能力は、加工肉やポテトチップスなどのスナック菓子を食べ過ぎることで体内に起きる炎症でこのコントロール能力がさがってしまうということが研究結果で出ています。
テキサスの大学の研究で159人の学生を対象に2日間だけ炎症を起こしやすい食事や行動をやめてもらいました。
2日後にセルフコントロール能力をチェックし、血液検査で体内の炎症レベルを測定しました。
結果、たった2日間でしたが、体内の炎症レベルが下がり、自己コントロール能力が上がっていました。
つまり、体内の炎症レベルが高い人ほど物事を衝動的に決断したり、後で後悔するとような選択をしやすくなるということです。
目先の誘惑に負けやすいことも体内の炎症と関係しています。
別の観点からの研究も行われていて、被験者たちが日常行っている喫煙や飲酒の習慣、食生活などを調べて誘惑に負けているかどうかチェックしたところ、
普段炎症を起こしやすい行動からは炎症レベルは予測できなかったのです。
体質的に炎症が進みにくい人が存在しそういう人はセルフコントロール能力を発揮できていました。
炎症を起こすであろう習慣が直接炎症とは関係あるとは完全には言えないのですが、体の炎症が進むとセルフコントロール能力を低下させてしまう原因になるとは言えるということです。
体内に炎症が起きると、食べ物を目の前にすると体が危険な状態なので栄養を摂ろうとして、食べてしまうという行動になるのではないかと考えられます。
体内の炎症が低いと、全て食べずに食べられない分や余分な分は明日に取っておこうという考えが生まれるはずです。
まとめると、
セルフコントロール力が弱いなと思ったら自分の体内の炎症を改善することがおすすめです。
基本は、加工肉、ジャンクフード、砂糖に取りすぎを避け、野菜とタンパク質そして適度な炭水化物を摂ること、週2-3回のエクササイズなどです。