HIITはダイエットや、アンチエイジング、メンタルなどに良いと過去にも記事にしていますが、
ウェスタンシドニー大学などの研究(ソース)も、あらためてHIITの健康メリットを調べてくれてくれています。
これはHIITの心血管代謝メリットに関する10年分の研究をレビューしたもので、簡単に言えば、なぜHIITで心肺機能は上がるのか?みたいなポイントをまとめてくれたわけです。
HIITがアンチエイジングに効くのは確実ながら、そのメリットにはどんなメカニズムがあるのかという点を調べています。
本文の要旨を抜き出すと、
” 正確なメカニズムの解明にはさらなる研究が必要でだが、HIITの効果はミトコンドリア機能とインスリン感受性の向上が一因であると考えられ、
一方、心血管の改善は、左心室機能の向上と、動脈の柔軟性の向上に関連すると考えられる。”
ということで、HIITアンチエイジングに効く理由をざっくり並べると、
- 心肺機能が上がる
- 心臓の働きが良くなる
- 動脈の健康が改善する
- 血圧が改善する
- ブドウ糖の調整力が上がる
- 肝脂肪が減る
という6つの原因が大きいとのことです。
とにかくいろんな代謝を改善することで、全身の機能をあげてくれます。
さらに研究チームによれば、
” WHOの運動ガイドラインは集団レベルでは良い指針かもしれないが、時間がない個人には達成できないことも多い。ゆえに、個別に調整された低容量のHIITを行うほうがより効果的かもしれない。”
とのことです。
もちろんWHOのガイドライン(中強度の運動を週に150~300分、または高強度の運動を週に75~150分)もすばらしいのですが、時間がない人はHIITでも同じ効果を得られるという感じです。
私は普通の有酸素運動(Zumba)とHIITを週それぞれ3回、2回やっていますが、時間がないときは少なくともHIITはした方が良いということですね。