夜がっつり食べると太ると言われてきましたよね。確かに私も夜食べ過ぎると太ると思ってました。
私の経験ですが、夜がっつり食べて飲んでも朝は食べないし、お昼までコーヒーとヨーグルトぐらいなので確かに太らないなと感じはじめたのです。
どうして夜ちゃんと食べると太ると言われているか?
それは、夜6時以降代謝が落ちてくるから、
そして、夜10時以降BMAL1というたんぱく質が増えて脂肪をため込こもうとする
と考えられてきましたが、これは実は人間を対象にした研究結果ではないのです。
朝や昼ちゃんと食べて夜は控えめにするのがダイエットの王道のように言われてきましたが、それをくつがえす研究があります。
ラマダン(断食)中のイスラム系の被験者を対象にした2007年の研究では、なんと筋肉の量は変わらないのに体脂肪だけ減少したそうです。
ラマダンはイスラム教の人が宗教上の理由で1か月太陽が出ている間は何も口にできないという義務の一つです。
昼間何も水分も口にできないので日が沈むとがっつり食べます。
以前の職場にいた女性がラマダン中はとても辛いと言ってましたが、終わった後はそれはもう見た目で分かるくらいすっきり痩せていました。
他の研究で朝食をちゃんと食べるのと夕ご飯をちゃんと食べるのを比べたのもあります。
朝食に重きを置くか夕食に置くかの違いです。
この研究結果もやはり夜に多く食べた人の方が朝多く食べた人より体脂肪が減少しました。
夜にカロリーを多く摂っても太らないのです。
太ってる女性を対象に食事時間と体重の変化を調査した研究もあります。
が朝や昼にたくさん食べても夜沢山食べても体重の変化には変わらなかったということです。
人は日が落ちると体がリラックスモードになってアクティブに活動するモードでは無くなります。
その分消化活動にエネルギーを使って栄養素が効率よく吸収しやすくなると考えられます。
夜食べると言っても寝る2時間前に食事を終わらせておかないと、睡眠に影響が出ます。
睡眠の質が下がると太りやすくなるので、夜寝る前2時間までに夕食を済ませておくのがベストです。
まとめると、
夜がっつり食べても太らないしむしろ朝食や昼食よりも夕食に重きを置いて食べるほうが体脂肪を減らす事が出来るということです。
ただし、寝る2時間前には食べ終えましょうね。