やる気を自然に上げられる一つの方法で、ヘルパーズハイというのがあります。
Helper’s High、Runner’s Highと似てますね。その行動によってドパーミンが分泌されてやる気が出てくるのです。
ヘルパーズハイって何?
人は誰かの役に立っているという感覚、誰かを助けて感謝されたという感覚を感じた時にドパーミンが大量に分泌されるのです。
つまり人助けをしてやる気がでるということです。
他人に親切にすることを継続的におこなうとドパーミンの分泌が進んで、普段から気分が改善したり寿命がのびるという効果があるということが分かってます。
ソニア・リュボミアスキーさんは、幸福に関する研究をしていて、日常生活でやる気を感じられないとか物足りないと思っている人におすすめです。
彼女が行った実験で、473人の被験者を次の4つのぐル-プに分けて6週間すごしてもらいました。
1.社会に役に立つ行動、ボランティア、寄付、ごみ拾い、席を譲るなどを行う。
2.特定の他者、友人、同僚など、知り合いに対して親切にする。
3.自分に親切にする。(休みをとるとか、欲しいものを買うなど)
4.いつも通りに過ごす。
その結果、グループ1と2は幸福度が激増し、日常の気分も改善し、うつ傾向のあった人もよくなりました。さらにモチベーションもあがりやる気も増えてました。
3のグループ、自分に親切にすることは残念ながらやる気は改善されず何も変わらなかったのです。
休みをとったりモノを買ったりすることは一時的に気分が良くなるけれど、継続することはないです。
お金を使ってしまったとかいった罪悪感と喜びが相殺されてしまうのかもしれせん。
親切の効果
親切は全くの他人でも知り合いでもそれを行うとヘルパーズハイという現象が起きて気分や幸福度を高めてくれやる気につながったのです。
他人に親切にすると自分の内側にポジティブな感情が生まれ周りの人間関係の充実や人を信じることにつながっていくということです。
ちなみにこのヘルパーズハイつい最近経験しました。
会社で与えられたタスクが(SQLのQueryを作る)難しくて困っている同僚に内容を聞いて、ロジックを説明して、Queryを書いたのですが、自分でもびっくりするくらいやる気一杯でしたし、気分も良かったです。
親切はドーパミンを分泌させてくれるので、集中力が生まれます。
人の役に立ったという感覚から喜びが生まれて脳内でドーパミンが分泌されヘルパーズハイの状態になります。
そして集中力ややる気が向上して新たなことに挑戦しようと思うようになります。
他人への親切から新たな人間関係がうまれ、継続的な喜びを供給してくれる可能性もあります。
毎日小さなことでもいいので他人に親切にしてみましょう。
ちなみに私は車で通勤してるので、毎日最低1台は道を譲ってあげようと思ってます。