2012年とちょっと前なのですが、「砂糖水で口をゆすぐだけでモチベーションがあがる!」という研究結果(ソース)が出ていて、興味深いです。
糖分を摂ると意志力がアップするという話は昔からあるのですが、実は本当に飲まなくてもいということなのですね。
これはジョージア大学の実験でして、まず51人の学生たちを2つのグループにわけて、事前に以下の作業をやってもらいました。
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- 砂糖水で口をゆすぐ
- 人工甘味料で口をゆすぐ
その上で、「統計の教科書に出てく“E”の文字にバツ印をつけ続ける」という退屈なタスクをこなしてもらいました。
要するに、参加者の意志力を減らしたうえで、糖質の効果をチェックしたわけです。
すると、不思議なことに、砂糖水で口をゆすいだ学生のほうが作業スピードが激しく速くなったらしいです。
これは単純に脳に糖分が補給されたからではなくて、
- 砂糖水が舌の炭水化物センサーを刺激する
- 脳のやる気センサーにシグナルが送られる
- 脳が体に注意力を高めるように指令を出す
という仕組みになっていると考えられています。
糖質を体内に入れなくても、舌で砂糖の甘みを味わうだけでも大丈夫というのは、糖質制限している人や砂糖を摂らない人にとってはありがたい話ですね。
人工甘味料だとやる気が出ないあたりも興味深いところです。
偽物には騙されないということでしょうか。口に含むだけで飲む必要はないので気軽に試せそうです。