緑茶、飲んでますか?私はやはりついコーヒーを飲んでしまうのですが、緑茶にはさまざまなメリットがあります。
コーヒーだけでなく、緑茶も積極的に取り入れたいところです。
1.緑茶は体重を減らす
ニュージーランドの大学の研究(ソース)によると緑茶にはダイエット効果が分かってます。
この研究では、1日200mlの緑茶を最低12週間以上は飲み続けると、平均で1.13kgの体重が減少しました。
ただし、1日に300mgのカフェインを摂る人は緑茶を飲んでも痩せないという注意点があります。
1日253mgのカテキン+カフェイン30mgで平均5.7gの体脂肪が燃えるということです。
基本的には1日400〜500mgぐらいのEGCG(カテキンの一種)を飲まないと効果がでない可能性があります。
緑茶には、
食欲の抑制
代謝の向上
脂肪の分解
糖と脂肪の吸収ブロック
といった作用が色々認められてて、ダイエットに役立つようなイメージです。
エクササイズと組み合わせると緑茶は最強のダイエット手段と言えそうです。
2.緑茶は脳に良い
緑茶にはカフェイン、EGCG、テアニンって成分が含まれていて、これらのすべてが脳に良いことがわかってます。
カフェインに関しては、2008年に41人を対象に行われた実験(1)によれば、お茶を1日に1〜8杯飲めば十分に記憶力や脳の処理スピードがアップするということです。
テアニンとEGCGについては2011年のRCT(ソース)の研究によれば、1日に1.68gのLGNC-07(テアニンと緑茶抽出エキス)を飲んだ参加者は、16週間で記憶と集中力に改善がみられました。
また、2004年のレビュー(ソース)でも「緑茶ポリフェノールが脳を守る」という結論です。
緑茶で脳の神経が保護されて、ボケが起きる確率を減らしてくれるそうです。
頭が良くなるという結果もあります。
これはNUSの研究(ソース)で、60歳以上の男女36人を集めて、2015年から2018年の間以下のポイントをチェックして、
健康レベル
ライフスタイル
幸福感
認知機能
MRIによる脳検査
その上で全体を、
緑茶、ウーロン茶、紅茶を最低でも週に4回ずつ25年にわたって飲み続けているグループ
普段はお茶を全く飲まない人の2グループに分けて、すべてのデータをまとめたところ、
お茶を飲んでいる人は脳接続が良かった!ということが分かりました。
つまり、普段からお茶をよく飲む人は、脳における情報のやりとりがスムーズであるということです。
3.緑茶は炎症に効く
2015年の実験(ソース)だと、1日に1,350mgの緑茶抽出物を飲んだ参加者は、紫外線によって起きる皮膚の炎症が減ったという結果があります。
また、2013年の研究(ソース)でも緑茶カテキンがリウマチ性関節炎に良いって報告も出ており、炎症対策にも役立ちそうです。
4.緑茶は糖尿病に効く
2013年のレビュー(ソース)によれば、緑茶ポリフェノールにはインスリン感受性を改善する働きがあり、二型糖尿病のリスクが下がるということが分かってます。
緑茶で血糖値が下がるということなので、血糖値の急激な上昇を防ぐのにいいです。
5.緑茶は感染リスクを減らす
緑茶ポリフェノールには抗菌作用が確認されています。
2000年の研究(ソース)では、緑茶で体内のバクテリアが減ったということが分かっています。
2014年のレビュー(ソース)によれば、緑茶ポリフェノールには、バクテリアの細胞膜を打ち壊す働きがあるということです。
6.緑茶は肝臓に良い
これはまだ動物実験のレベルですが、緑茶を飲んだマウスは肝臓のダメージが劇的に減ったというデータが出ています。
緑茶ポリフェノールには、肝臓を守る働きがあるようです。(ソース)
7.緑茶は虫歯予防になる
2015年の実験では、緑茶を飲んだ参加者は、マウスウォッシュと同じレベルでプラークの低減がみられたそうです。
緑茶のポリフェノールがデンタルケアをしてくれるということですね。