筋トレばかりしているマッチョな人は体硬そうというイメージがあります。
でも筋トレが体を硬くするどころか、柔軟性を高めるというデータがヨガよりもずっと多いのです。
筋トレで体の柔軟性が増す。
2011年の実験(ソース)で、参加者を2つのグループに分けて、それぞれ「静的ストレッチ」か「筋トレ」を5週間にわたって実践してもらいました。
5週間後、全員の股関節・ヒザ・肩の柔軟性をチェックしたところ、わずかながら筋トレグループのほうが体が柔らかくなっていたという結果があります。
普通のストレッチよりも筋トレの方が体が柔軟になる!ということが分かったのです。
研究者によると、「ちゃんと実践すれば、筋トレにも十分に体を柔らかくする効果はある。もしかすると、その効果はストレッチより上かもしれない。」とのことです。
筋トレはあらゆる年齢の人の柔軟性をあげる。
他の研究で色々な世代に筋トレが柔軟性を上げるのか実験したものがあります。
● 2010年の実験では若い女性を対象に8週間の筋トレをしてもらったところ、全員の柔軟性が大幅に上がった。(ソース)
● 2008年の実験は、運動経験がない中年女性が10週間の筋トレをしたら、何もしないグループにくらべて全身の柔軟性が大きく上がった。(ソース)
● 2002年の実験は高齢者(62歳から73歳)たちに10週間の筋トレをしたところ、何もしないグループにくらべて柔軟性がぐっと上がった。(ソース)
筋トレのポイントは、ちゃんとフルレンジで筋トレを行うことです。
フルレンジは、関節をしっかりと曲げ伸ばして行う筋トレのことで、スクワットなら地面スレスレまで完全に腰を落とし、腕立てふせなら胸がつきそうになるまでヒジを曲げていくのがポイントです。
関節をフルに使うことで、しっかりと柔軟性が上がっていくということです。
結構ハードルきつそうですが、無理ない範囲で行うことです。
エクササイズの経験が少ない方にとっては、ストレッチは安全で効果の高い運動ですし、筋トレの初心者がストレッチを行うと筋肉が増えやすくなるってデータ(ソース)もあります。
それでもストレッチをすると気持ち良いものなので、必要はないかもですが、筋トレ(HIIT)の後はストレッチやってます。