AGEsを体内に貯めないようにするためには?

昨日の記事の続きですが、アンチエイジングの大敵老化の原因であるAGEsを体内から出す、貯めないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

まずは摂りすぎない事!

美味しくグリルした肉はやっぱり食べたいものですが、一日どれだけ摂取するとAGEsが体内にとどまりやすいのでしょうか。

15000 Kilounit 以上摂取しているのが多いとされているので15000 Kilounit 以内に留めたいところです。

以下の指標を目安(単位はKilo/Liter)にするといいと思います(ソース)。

卵1の目玉焼き: 1,240 kU/l
卵1のスクランブルエッグ: 75 kU/l
57g のトーストしたベーゲル: 100 kU/l
57g のフレッシュベーゲル: 60 kU/l
テーブルスプーン1の生クリーム: 325 kU/l
¼ cup のミルク: 3 kU/l
85.5gのグリルしたチキン: 5,200 kU/l
85.5gの茹でたチキン: 1,000 kU/l
85.5gのフレンチフライ: 690 kU/l
85.5gの ベイクしたジャガイモ: 70 kU/l
85.5gの焼いたステーキ: 6,600 kU/l
85.5gの蒸し煮したステーキ: 2,200 kU/l

やはり焼く調理法から茹でたり蒸したりするだけでAGEsが減ってるのが分かりますね。

抑えるか影響を減らす

AGEsは必ずしも排出されないわけではなく、体内で分解されてAGEsペプチドとかになれば、腎臓を通って尿として出ることが分かっています。(ソース

しかしこの分解はなかなか行われないようです。

食事から摂ったAGEsの1割ぐらいは体に残ってしまいます。

いまのところできることは、

糖化を抑える
AGEsの影響を減らす

のようです。

では、AGEsの悪影響を減らすにはどうすればいいのかというと、 有力なのは抗酸化物質です。

AGEsは主に酸化ストレスで体内の細胞にダメージを与えていくので、抗酸化物質が効く可能性は高いわけです。

AGEs対策として効果がありそうなのは?

● ベンフォチアミン

ビタミンB1の誘導体。糖尿病で腎臓を痛めた患者さんに大量のベンフォチアミンを投与したところ、AGEsの量が低下する現象が確認されている(ソース)

● ビタミンC

健康な成人にビタミンCを投与したところ、明確に血中の糖化が減少した(ソース)

● αリポ酸

これはまだ理論的な段階ですが、糖化の経路に介入できるのではないかと考えられてます。(ソース)

●  カルノシン

お肉などにふくまれる成分。こちらも理論的に糖化の生成を防ぐ可能性が示唆されています。(ソース)

●  タウリン

まだ動物実験の段階ですが、タウリンを飲ませたラットはAGEsのダメージが減少(ソース)

●  アスピリン

ご存じ鎮痛薬ですが、生体外実験レベルでは、コラーゲン内のAGEs生成が減る現象が確認されています(ソース)。

アスピリン以前にも書いたように「怒りがおさまる」ってデータもあり、アスピリンにはさまざまな効果があるようです。

●  メトホルミン

糖尿病治療薬ですが、生体外実験レベルながらもいちおうAGEsの生成が減ったことが確認されてます。(ソース)

一部では「若返りの秘薬」とも呼ばれています。

まとめると

AGEsを摂りすぎないようにするには、上記の指標を目安にあまり高熱で処理された肉を摂りすぎないこと、もちろん果糖などの摂りすぎにも注意することです。

さらに体内に貯めすぎないために上記のような抗酸化物質を食べ物やサプリから取り入れるのもいいかと思います。

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