HIITはハードな運動と休憩を交互に行うトレーニング法のことで、「脂肪が燃える」というダイエット効果がとても高いのですが、ほかにもいろんな効能あるので、HIITの色々なメリットをまとめていきたいと思います。
メリット1 時間が短くて済むのに効果が高い
1回のセットが最短で4分、長くても30ぐらいで済むのがHIITのいいところです。
2013年の論文(ソース)によると、タバタ式トレーニングは1分あたり14.5kcalのカロリーを燃やしてくれるということです。通常の有酸素運動ではありえないことです。
研究者によれば、
“時間がなくて運動ができない人が活動的なライフスタイルを維持するには、HIITを使うのが有効である。
時間対効果の観点からみれば、HIITは「小さな行為でより大きな成果をあげる」行為の良い例かもしれない。(ソース)”
ということです。
さらにHIITの時短効果について調べた2013年の論文(ソース)によれば、
“1回15分のHIITを2週間で6回ほど行っただけで、参加者の筋肉の代謝能力が上がり、有酸素運動の代謝コントロールも改善した(143kcalのカロリー消費)。
さらに、女性が2週間で7回のHIITを行った実験では、全身の脂肪を燃やす能力が高まった。
運動をする時間がない人にとって、HIITは魅力的なオプションになるだろう。”
とのことです。
運動の時間がないという人は、とりあえずHIITを試すのがいいのではないでしょうか。
メリット2 空腹感を減らしてくれる
エクササイズで空腹感が減るということは知られていますが、HIITは普通のランニングよりも高い効果を持っています。
空腹感を減らすには「運動の長さ」よりも「運動の強度」が重要なことが分かっていて(ソース)、HIITのほうが有利なわけです。
2013年の実験(ソース)でも「何も運動をしない状態にくらべて、HIITは58%も食欲を減らす」という結論がでていて、研究者によれば、
HIITは脳の「報酬系」を活性化するため、高カロリーな食事を見ても意識が向かなくなる。
とのことです。
HIITで脳が喜んだおかげで、高カロリーな食事が不要になるわけですね。
素晴らしいです。
確かに、週2回HIITやっているのですが、終了後しばらくしてもあまりお腹空かないですね。
メリット3 活力アップ効果がすごい
2014年の実験(ソース)によれば、短時間のHIITによりEPOCが激しく上昇することが分かってます。
EPOCは運動の後も代謝のアップが続く現象のことで、この状態に入ると自然に「生き生きした感覚」がキープできるわけです。
2013年の実験(ソース)では、普通の有酸素運動にくらべて3倍もEPOCが上がり、その効果は運動から24時間にわたって続いたということです。
朝の元気が続かないとか遅い時間まで集中力を維持したいとという人にも、HIITはおすすめできそうです。
メリット4 心疾患や糖尿病の予防
2013年の有名なメタ解析(ソース) によれば、
HIITは明らかに心肺機能を向上させる作用がある。その効果は、一般的な有酸素運動のおよそ2倍である。
ということです。心疾患はがんに続いて死亡原因の第2位なので、HIITで予防ができれば良いですね。
2008年にはHIITが糖代謝にあたえる影響を調べた実験(ソース)が行われて、この結果は、
普通の有酸素運動にくらべてHIITは2倍も糖代謝を改善して、インスリンの分泌量は3倍も減らしてくれました。糖尿病予備群の方や、糖尿病の方にもおすすめです。
メリット5 アンチエイジング効果
1日35分のHIITを週2のペースで行ったところ、体内の炎症レベルが下がったという研究結果があります(ソース)
慢性炎症はアンチエイジングの大敵なので、週1〜2回はやっておけば、アンチエイジング対策と言えそうです。
まとめると、
HIITは脂肪燃焼効果だけでなく、空腹感を減らし、活力をアップさせ、さらにアンチエイジングにもいいといいとこずくめですので、ぜひはじめてみてはいかかでしょうか?
一日15分ほどでも大丈夫です。