見た目が若い人ほど寿命が長いという統計はありますが、2016年に「自分を若いと思ってる人は病気にならない」というデータ(ソース)が出ています。
実年齢より若いと感じることが大事
これはモンペリエ大学の研究で、およそ1万人分の健康データを統計処理したもので、調査期間は1995〜2013年で、対象者の年齢は24〜102才までとかなり規模が大きいです。
その結果わかったことは、
実年齢よりも自分が若いと感じられるほど、その後2〜10年のあいだに病院のお世話になる確率が10〜25%下がる
だそうです。
さらに、自分が若いと思っている人は、
- メンタルが健康的な傾向も強い
- 日常的な活動量も多い
- 脳の機能も高い
- 慢性病の発症率が低い
といった傾向もありました。とにかく実年齢より若いと感じることが大事なのですね。
若作りをアンチエイジングのきっかけに
研究者によれば、
” 若さの感覚は非常に重要だ。”
” これまでの研究でも、主観的な若さが幸福感をアップし、健康的な暮らしに影響をあたえることがわかっている。”
” 今回の研究では、さらに主観的な若さが病気の発症率を下げることもわかった。”
ということです。このデータだけでは、
- 健康的な人は自分を若く感じる
- 自分が若いと思うと健康になる
のどちらが正しいのかを判断するのは難しいです。
が、過去のデータを見る限りでは、どちらもありそうです。
たとえば、2014年の研究(ソース)によれば「自分は若い!」と思っている人ほど健康的なライフスタイルを送っているいっぽうで、ハーバードの実験(ソース)だと「参加者に若作りをしてもらったら1週間で実際に体が若くなった」って結果も出てますから。
おそらくは、
- 若作りをする
- 体の炎症が減って体が本当に若返る
- 気分が良くなってライフスタイルが改善される
- さらに若返る!
という好循環が起きてるのではと思われます。
そんなわけで、アンチエイジングの取っかかりとして、まずは若作りから初めてみるのもありかもしれません。
帰国する度に、日本の中年以上の女性はかなり地味な服を着ててアメリカの女性に比べるとちょっと若さが感じられないので、ちょっとあでやかな服を着るとか、ネイルをするとか、頑張ってほしいところです。