「騒音がひどい地域に住むと太る!」という面白いデータ(ソース)があります。
これはスウェーデンのカロリンスカ医科大による研究で、ストックホルム周辺に住む5075人の健康データとアンケートを使って、2002年から2006年までの騒音と肥満の関係を統計処理したもの。その結果、
- 道路
- 鉄道
- 空港
のうち、いずれかの騒音レベルが高いエリアに住む人は、体脂肪の量が多かったということです。
具体的には、
- 女性は騒音が5デシベル上がるごとにウエストが0.21センチ増える
- 男性は騒音が5デシベル上がるごとにウエストヒップ比が0.16増える(ウエストヒップ比は1以上でメタボの可能性が高い)
ということになってます。
騒音の原因が増えるごとに脂肪の増え方も上昇していて、たとえば大通りにくわえて線路の近く沿いにも住んでる人は、大通り沿いだけに住む人よりも25〜200%の割合でウエストが増えていくようです。
かなりの割合ですね。
この研究では明確な原因については触れられていませんが、推測すると、
- 騒音には、無意識のうちに大きなストレスをあたえる作用がある
- おなじみ、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌が増える
- 先日書いたようにコルチゾールが食欲を増やし、睡眠の質を下げる
- 結果、太ってしまう
という感じでしょうか。
研究者によれば、
” 騒音による健康被害は拡大しており、ただのいらいらから、睡眠障害、ストレスホルンの乱れ、心疾患への悪影響を引き起こす。
これらの原因が、肥満やウエスト・ヒップ比と騒音の関係につながっているのだろう。”
ということです。
やはり住まいは健康に大きく関わる重要な要因ですので、静かなところに住むのがダイエット的にも良いということですね。