リーンゲインズは、「1日のうち8時間以内は好きに食べて、それ以外の16時間は断食」というプチ断食する食事法です。
有名栄養コンサルタントのマーティン・バークマンが推奨する方法で、特に筋トレ好きから「脂肪が減って筋肉がつく」と高い評価を受けています。
16時間なにも口にしないと、身体が「脂肪燃焼モード」に入りっぱなしになるので、効率よくダイエットができるわけです。
リーンゲインズのポイントは、
- 1日のどのタイミングでもいいので、とにかく16時間なにも食べない時間を作る(女性は14時間でも大丈夫)
- 断食中に口に入れてもいいのは、コーヒー、お茶、水だけ
- 断食後の8時間は好きなものを普通に食べていいが、できるだけタンパク質を多めにとる
- 週に3回は筋トレをする
- 筋トレの日は炭水化物をとって脂肪を控える
- 運動をしない日は炭水化物を控えて脂肪の摂取を増やす
という感じです。
このリーンゲインズを続けるにあたっては次のようなポイントがあります。
最初の1週間がつらい
この方法で最も脱落者が多いのが最初の1週間。それまで1日3食を続けた期間が長い人ほど、序盤の飢餓感が半端ないことになります。
ただし、これは、脳の食欲をつかさどるエリアを再プログラムして、食欲を増やすホルモンであるグレリンと、逆に痩せるホルモンであるレプチンの量を適切に調節するためには絶対に必要な段階です。
ここさえやりすごせば、食べ過ぎに慣れてしまった脳が落ち着いて、食欲が適切なレベルに落ち着くようになります。
最初の1週間を乗り越えるこつとしては、とにかく活動的に動き回ることが良いです。
空腹時に静かにしていると、脳が危機感をおぼえて、逆にお腹が減っていくことになりますので。
30日続ければ目に見えて効果が出る
つらい1週間を乗り越えると、あとは意外と楽になってきます。
なにせ朝食をとらなくても腹が減らなくなるので、特にプチ断食をやってる意識もなくなっていきます。
同時に、自然と脂肪の燃焼度が高まっているはずなんで、30日を向かえたあたりから、体脂肪が多めだった方はどんどん引き締まった体になっていくはずです。
体が効率よくエネルギーを使えるようになったおかげで、1日の気分が変動せず、コンスタントなペースで仕事や勉強をこなせるようになります。
3カ月目で停滞期に入るが続けるのが大事
個人差はあると思いますが、脂肪の減少や活力アップといった効果は、3カ月ぐらいで停滞期に入りやすいようです。
「8時間ダイエット」が日常の一部になったとも言えますね。
ただし、ここで昔の食事サイクルにもどすと、またホルモンのバランスが崩れていくことになるので、停滞期でも続けていくのが大事です。
3カ月もこなせば食欲が上手く調節されているはずなので、そのまま続けていくのは苦ではないとは思います。